頑張り過ぎているお母さんへ

敢えて漢字で書きました『頑張る』の本当の意味はご存じですか?

 

頑張る=我を張る

頑張る=忍耐して、努力し通す

頑張る=気張る

頑張る=ゆずらず強く主張し通す

 

あまりよい感じではないですよね・・・

本当の意味を知ってから、あまり使わなくなった言葉です。

 

使う時はひらがなで使います。

または「楽しもう」など別の言葉を選ぶようにしています。

 

『頑張る』ことは決して悪いことではないですし、時には『頑張る』ことが必要な場面もあるかもしれません。

でも、耐えて耐えて努力すればよい結果が待っている訳でも決してありません。

強く主張し続けると、周りから人がいなくなってしまう場合もあります。

頑張ったのに・・・となってしまいがちです。

 

私自身、以前は誰かの期待に応えようと必死で頑張っていました。

そして壊れがちでした。

身体もですが、心まで壊れてしまいそうになった時、”誰かのために頑張る”ことは止めようと決めました。

そして”自分のために楽しむ”ことに決めました。

 

子供さんがいらっしゃると、どうしても”子供のために”と頑張りがちになってしまいますよね。

そこにお仕事や家事、中には介護などなどたくさんのことを頑張り過ぎて、疲れ果ててしまっているお母さんたちが本当に多いです。

しばらくの間は気力と体力でなんとか頑張れますが、長くは続きません。

壊れてしまったら何もできなくなってしまいます。

そんなお母さんの姿を見ていると、お子さまは明るい未来を想像できなくなってしまいます。

 

日本では「男尊女卑」女性は男性より地位が低いとされてきましたが、これは大きな大きな間違いです。

世の中を動かしているのは女性です。

女性が集まる場所に人は集まります。

女性が元気だと世の中が元気になります。

女性が手のひらで男性を転がす世の中こそが元気な世の中になることです。

自分が動く・動かされるのではなく、上手に周りを動かすんですよ。

 

そのためには

・自分がすべきこと、自分でなくてもよいこと

・今すべきこと、後からでもよいこと

・やりたいこと、やりたくないこと

など、きちんと優先順位を決めて、きちんと断ることです。

 

そして、時には周りの手を借りてください。

お子さまが病気や怪我をせず、元気に過ごすためのお手伝いは鍼灸でできます。

小児はりについて書いています。

小児はり講習会

もちろん、お母さんの身体と心の健幸のためにも鍼灸はとってもよいものです。

一緒に受けていただくと最幸です。

 

なかなか誰かに頼るということも苦手な方が多いように思います。

私も苦手ではありますが、誰かに何かをして差し上げたい(私の場合には鍼灸)と思った時、自分自身に余裕がなければできません。

この誰かは家族であっても同じです。

その余裕は、

・何かをしないと決める

・誰かにお願いする

・自分のキャパを増やす

ということになりますが、キャパはすぐには増やせないですからね。

 

キャパは人それぞれ違いますから、人と比べて優劣をつける必要もありません。

自分自身のキャパの範囲でできることを精一杯やるのみです。

少しできた余裕は、まずはご自身が楽しむことに使ってください。

そうすると、自然に上手く回るようになりますよ。

 

こんなお話をしてくださった方がいらっしゃいます。

お母さんがちょっとイライラしている時、お子さまが

「お母さん、鍼に行ってきたら?」と言ったそうなんです。

「どうして?」と聞くと、

「お母さん、鍼から帰ってきた時は優しいから」と・・・

身体が楽になると、気持ちに余裕ができるのだと思いますし、それをお子さまは敏感に感じ取っています。

 

私が家事代行や育児代行はできませんが・・・

私にできることで頑張り過ぎているお母さんたちを応援させていただきます。

お気軽にお問合せくださいね。