鬼滅の刃に学ぶこと⑤

現在、多くの方が忘れてしまっている大切なこと。

それは『考えること』ではないでしょうか?

 

考えろ考えろ

自分にできる最大のこと

 

世の中には、特殊な能力を持っている方がいらっしゃいます。

でも、多くの方は特殊な能力は持ち合わせていません。

 

私も、残念ながら特殊な能力は持っていません。

学校を卒業してすぐに開業しましたが、自信があったわけでもありません。

 

ただ、私にこのことを教えてくださった先生や先輩方がいらっしゃいました。

最初からすべて完璧にできる人はいません。

でも、その都度その都度一生懸命考えて、その時できることを精一杯やるのみ。

その積み重ねでしか成長はできません。

そのことを教えてくれる方々が周りにいた私は、本当に運がいいと思います。

 

ヨガのインストラクターの勉強をしていた時、レッスンをして欲しいという依頼が舞い込んできました。

まだ勉強中で、レッスンをしたことは一度もありませんでした。

通常ならお断りするところですが、それでもいいからやって欲しいと言われたので、そのお言葉に甘えました。

よく、まだ自信がないから・・・と言う方がいらしゃいますが、自信っていつまで経ってもつかないと思うんですね。

1つの問題をクリアしても、また次の問題は出てきます。

次の問題をクリアしてもまた次・・・

いつまで経っても自信なんてつかなくて、むしろ自信がなくなることすらあります。

だから引き受けてみました。

世の中にヨガのインストラクターはゴロゴロいると思いますが、デビューできない方もゴロゴロいるはずで、お話がいただけただけでもラッキーですから。

 

この時に飛び込んでみた経験が、卒業してすぐ開業につながったことは確かです。

ある意味の自信はあったかもしれません。

 

みかづきには色々な不調を持たれた患者さまがいらっしゃいます。

病院に行ってもよくならないと来られる方もとても多いです。

病院で治せないのに私に何ができるのか?ということですが、ここでどうすることがベストなのか考えます。

私には何もできないこともあります。

が、それでも私にできることはないか考えます。

世の中にはたくさんの病気があって、お医者さまであっても診られたことのない疾患はあるはずですし、はじめて診た日もあったはずです。

 

ただ、私が他の鍼灸師さんたちにちょっとだけ勝っているかなと思うのは、16年の病院での勤務経験があるというところです。

鍼灸師になろうと決めた時には、この資格や経験を全て無駄にすると思っていました。

でも、無駄になったことは1つもなくて、むしろもっと勉強しておけばよかったと思うことばかりです。

13年間透析センターで内科的な疾患をたくさん見て、3年間OPE室で外科的な疾患をたくさん見ました。

ペースメーカーにも携わっていましたから、心臓の疾患や心電図のこともわかります。

大きな病院ではなかったのでECMOは見たことがありませんが、人工呼吸器も扱っていました。

私は医師ではないので診断はできませんが、病院に勤めていた頃から、この病名でこの検査値おかしいなぁとか、何らかの違和感を感じることはよくあって、お願いだからもっとよく調べて欲しいと上司に食って掛かっていました。

その感覚は今でもとても生かされていいると感じています。

これは特殊な能力ではなく経験の積み重ねですが、経験を生かすも殺すも自分次第です。

 

いっぱいいっぱい考えて、考えて、それをたくさん積み重ねることで成長するのだと思います。

それは誰にだってできます。

ちょっと立ち止まって考えて、今の自分にできることを精一杯する。

この気持ちはずっと忘れないでいようと思います。