鬼滅の刃に学ぶこと②

これは私自身への戒めです。

 

己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ 

歯を喰いしばって前を向け

君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない

共に寄り添って悲しんではくれない

 

弱気なこと言ってんじゃねぇ!!

なれるかなれねぇかなんてくだらねぇこと言うんじゃねぇ!!

信じると言われたならそれに応えること以外考えんじゃねぇ!!

死んだ生き物は土に還るだけなんだよ!

べそべそしたって戻ってきやしねぇんだよ!

悔しくても泣くんじゃねえ!

 

みかづきには色々なお悩みで通われている方がいらっしゃいます。

思っていたような結果が出る方もいらっしゃいますし、思うように結果が出ない方もいらっしゃいます。

どうしても鍼灸だけでは難しいこともあります。

 

そんな時、まさにこの言葉通りで、

・私の技術ではまだ無理

・どうせ私なんて

などとクヨクヨしていても何も始まらないんですよね。

私が泣いていても、患者さまはよくなりません。

・どうしてよくならないんだろう?

・他に方法はないかな?

・他にも考えられる原因はないかな?

と考え続け、実践し続けることでしか成長はないのだと思っています。

 

辛いこと、苦しいこと、悲しいことからは誰でも逃げたいと思います。

でも、そんな経験こそが成長する糧となるのです。

 

私も昔は立ち止まってばかりいました。

そんな時は、大抵その原因を誰かのせいにしていました、

一時的にはやり過ごせますが、避けたことはまた形を変えてやってきます。

この繰り返しで終わる人生は嫌です。

だからもう逃げたくありません。

もちろん、中には逃げた方がいいこともあるので、そこはきちんと判断しなくてはいけませんが・・・

 

信じて通ってくださる方がいらっしゃる限り、どうすることが最良かを考え続けます。

勉強し続けます。

 

本当によくなりたいなぁと思われている方には、私の持ってる技術や知識は惜しみなくお伝えしています。

偉そうなこと言うなよって思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、私は私が経験してきたことや、実際に見たり聞いたりしたことしかお伝えしていません。

本やTV、ネットなどから得た情報は本で読んだんだけどねと前置きしてからお伝えしています。

まだまだ足りない知識もありますから、わからないことは勉強します。

私は特別な人間ではありませんから、私ができたことは絶対にみなさんにもできるはずなんです。

だからお伝えするのです。

お伝えしていると、私自身も口だけじゃダメだなと戒めにもなります。

 

 

これは、どうしても治療院に飾りたくて書いていただいた色紙です。

何が書いてあるのかさっぱりわからないと思いますが、

 

古の悟りを説いた優れた名医達は、

寝ても覚めても、落ち込んだ時もうまくいっているときも、

そこらの医者とは異なり常に医学に目を向けていた。

とっさの時も必ず医者であり、危機が迫っている時でさえ必ず医者であった。

よって目に見ることのできない邪や神を感じることができ、

天地の法則に通じており

よって多くの人たちを救うことができ、頼れる存在であった。

もしも凡医のように心を医学以外の事にとらわれ、心を乱すようなことがあれば、

様々なことが崩壊し、どうして万物からあがめられるだろうか?

よってここにいう。

医学を学ぶものは必ず地位、名声、お金といった世俗的な欲を捨て去り、

心を医学に専一すること。

そうすれば王叙和、扁鵲の学術を、

今ここに手にすることができ、志は叶うであろう。

 

という意味です。

ずっとずっと昔の古い書物の一節です。

そうなんです、最近流行している鬼滅の刃ですが、この心はずっとずっと昔から人間の中に備わっている心です。

この心がない方は感動したり、共感したりはしないはずなんです。

鬼滅の刃を見て感動した方にはできるはずなんです。

 

志は大きい方がいいのかもしれませんが、小さいことの積み重ねだと思います。

煉獄さんも、炭次郎も、伊之助も、小さな一歩から成長し続けて大きな志を持つようになっていきます。

人生100年の時代、まだまだ時間はたっぷりあります。

 

鬼滅の刃からもたくさん学ぶことはありますが、同じようなことを私は東洋医学から学んでいます。

古臭いと思うことを大切にすることこそが、これからの時代に必要で、本当はみなさんが望んでいることなのかぁと思います。