みかづきだよりvol.9 春の過ごし方

随分と暖かくなり、過ごしやすい季節となりました。

先月号でおススメした運動をするにはとても良い季節です。

春に少し汗をかくくらいの軽い運動をすることで、夏の体調不良の予防になるんですよ。

花粉症で辛い、身体がなんとなくだるい、気分がすぐれないとい方も、少し身体を動かして”気”や”血”のめぐりを良くすると、スッキリすると思いますよ。

春は草木が芽を出し、動物や虫たちが動き始める季節ですからね。

人間も同じですよ。

 

ただ、春は少し風がキツイ季節でもあります。

いわゆる「風邪(かぜ)」は東洋医学の言葉で、「風邪(ふうじゃ)」からきています。

東洋医学は何でも過ぎると”邪”(よくないもの・有害なもの)と考えます。

風も少しであれば心地よいですが、強すぎたり、当たりすぎると”邪”になるのが「風邪」です。

扇風機の風に当たりすぎるとよくないと言われるのもこのためです。

「中風」今でいう脳卒中のことですが、風にあたる(中)と書くんです。

気を付けましょうね。

実は冬よりも春先の方が風が強いため、風邪も引きやすいんですよ。

なので、特に風が入りやすい首元は、少し暖かいなと思っても、スカーフなどを巻いて、風が身体の中に入らないように気を付けてくださいね。

風とうい漢字が付くツボがこんなにありますよ。

 

春は少し汗をかくくらい身体を動かして、首元は温かく、旬の食べ物を食べて、しっかり寝る。

それぞれの季節に、それぞれの過ごし方や食べるとよい食材、気を付けることなどがあるんですよ。

それに逆らってばかりいると体調を崩しやすくなってしまうので、なるべく自然に逆らわず、人間も自然界の一部だということを忘れず、四季折々の風景や食べ物を楽しみながら過ごせるといいですね。

心にも余裕ができますよ。

 

お灸教室の各季節の養生では、こんなこともお伝えしています。

少しでも興味がある方は、ぜひ参加してみてくださいね。

考えるよりまず行動です。