2023/01/12
メディカルアロマって聞いたことありますか?
メディカルアロマとは、香りを楽しむアロマではなく、アロマオイル(精油)に含まれる成分を重視したアロマです。
香りを楽しむのはイギリス式、成分を重視するのはフランス式です。
フランスでは医療の中にアロマが組み込まれていて、薬のように使われているんです。
東洋での漢方と似たような感じとイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
漢方は植物を乾燥させて成分を凝縮させ、漢方薬と言われるように薬として使います。
植物だけではなく、動物や鉱物(石など)も使われます。
その植物が持っている成分の効能を期待して使うので、美味しいとか美味しくないとかではないですよね。
精油は乾燥させるのではなく、植物のエキスを抽出することにより凝縮させています。
抽出方法は何種類かあります。
メディカルアロマは漢方と同じ、植物の成分を重視して、どこにどう効かせたいかを考えて調合して使います。
だから、この香りが好きだからとかでは選びません。
この香りとこの香りの組み合わせがいい香りだからとかでは選びません。
時に臭いものもあります(笑)
実は、私のアロマの師匠はアロマの香りが苦手なんです。
でも、効果があるから使っているし、普及活動もしています。
効果があると感じれば、苦手な香りも気にならなくなるらしいです。
漢方は乾燥させますが、乾燥させると量も減るので、実際は漢方というか生薬の姿で販売されている量の何倍もの植物が必要です。
精油も成分を抽出するため、同じくとてもたくさんの植物が必要です。
少しイメージしていただくとよいのですが、果物は果汁が多いのでたくさん抽出できそうですよね?
逆に枝なんかは水分が少なそうで、抽出するのにたくさんの枝が必要そうですよね?
これがお値段の違いです。
また、飲んだりお肌に直接つけたりするものですから、安全性も大切です。
私が使っている精油には、1本1本成分表が付いています。
農薬や防腐剤の検査もされていて、農薬などが演出されると販売停止になります。
過去に何度かありました。
成分表がついていたり、農薬検査の結果がきちんと記載されている精油は、有名なメーカーのものでも見たことはありません。
日本では精油は雑貨として取り扱われているため、正直何が入っていても、逆に植物から抽出したエキスでなくても販売できます。
極端に言うと、油に香料を混ぜてアロマオイルとして販売してもよいということです。
とても危険なんです。
先日、ワークショップをして欲しいというご希望をいただきました。
ワークショップはご希望があれば開催させていただけますが、注意していただきたいことがあります。
その方も、一度教えてもらえば市販の材料を使って安く作れるのでは?と思われたようですが、それはとても危険です。
先程も書いたように、まず精油の品質が悪いと、かえってお肌の状態が悪くなってしまう可能性があります。
精油はオイルですので酸化しますし、揮発性(気体になること)が高いため成分がなくなってしまう可能性もあります。
そのため使用期限が短く、開封後はなるべく早く使用する必要があります。
こちらも守らないとかえってお肌に悪い影響を与えてしまう可能性があります。
私でも期限内に使いきれないことは多々あります。
そのような点から、ご自身で材料を揃えて作ることはあまりオススメできません。
作りたい時に、作りたい分の材料だけを購入して作っていただくのが一番よいと思います。
作るだけでしたらいつでもお作りいただけますので、遠慮なくご連絡ください。
少し知識も得たいなと思われる場合には講座を開催することも可能ですが、こちらはお時間がかかると思いますので、早めにご相談ください。
私は鍼灸の学校に通い始めた頃にこのメディアるアロマに出会い、漢方に似てるな、鍼灸と合いそうだなと思って勉強しました。
本来は薬のように使うことができるので、市販薬をアロマに置き換えることができるんです。
薬という化学物質を飲むよりはいいかなと思いますが、結局は薬と同じ、つまり対処療法でしかないなと思い・・・
現状は鍼灸で色々な不調を改善できるので、アロマは美容系のもののみを取り扱っています。
私が最初に揃えた精油や基材も化粧水などお肌に使うものでした。
正直、安いものではありません。
が、その当時使っていた化粧品より安いなと思って揃え、化粧品を自分で作ることにしました。
結果は、今までどうしてこんなに高い化粧品をこんなにたくさん使ってたんだろう?でした。
その頃より歳を取った今の方が断然お肌の調子はいいです。
なので、美容鍼灸を受けられている方に、少しではありますが毎回化粧水をお渡しさせていただいています。
中には気に入って使ってくださっている方もいらっしゃいます。
ただ、女性にとっても化粧品は効果があるというだけではない場合もあるので、強制したりオススメしたりはしていません。
本当に使いたいなぁと思った方が使ってくださったらいいなぁと思っているからです。
ですが、今回クリスマスプレゼントにハンドクリームとかかとクリームをプレゼントさせていただきました。
全くご案内しないものもったいないし、よいものなので使ってしていただきたいなぁと思ったからです。
プレゼントさせていただいてよかったです。
かなりよい評価をいただいています。
今まで使った中で一番よかったというご感想がとても多いです。
ありがとうございます。
そんな中でご質問などもありましたので、みなさまと共有させていただきました。
長くなりましたがお読みくださってありがとうございました。
<成分>
ハンドクリーム
・パルマローザ
ゲラニオール 抗菌・皮膚弾力回復・鎮痛鎮静・加温
・ラベンダースピカ
リナロール 鎮静
1.8シネオール 抗菌
カンファー 瘢痕形成
かかとクリーム
・パルマローザ 皮膚弾力回復・加温
ゲラニオール 抗菌・皮膚弾力回復・鎮痛鎮静・加温
・ゼラニウムエジプト
ゲラニオール 抗菌・皮膚弾力回復・鎮痛鎮静・加温
蟻酸シトロネリル 皮膚の水分と油分の配合調整
※手荒れがひどい方は、かかとクリームをハンドクリームとしてお使いいただいても大丈夫です。
※硬さの調節はできますが、柔らかすぎると取れやすく、硬すぎるとのびにくいので、用途に合わせてご相談ください。
<価格>
ハンドクリーム 10g 680円
かかとクリーム 15g 700円
<ご相談方法>
作り置きはできませんので当日のご相談だと難しい場合がございます。
前日の営業時間内にご相談いただけると助かります。
気になることがあれば遠慮なくご相談下さい。