更年期かな?と思ったら

10月なのに暑い日が続きますね。

体調がイマイチだなと感じられている方も多いように思います。

 

その中でも、年代問わず特に多いのが

「更年期でしょうか?」

というものです。

 

”年代問わず”というところがすでに問題ですので・・・

「更年期」について説明させていただきます。

 

まず、「更年期」というのは「思春期」のように誰にでも訪れる期間のことです。

閉経前後5年と定義されています。

なので、閉経が来ないと「更年期」はいつから始まったのかわからないということです。

45歳~55歳のように決めることはできませんし、絶対にみなさんが10年間続くとも限りません。

あくまでも目安です。

 

「更年期」は100%訪れますが、その中で色々と不快な症状に悩まされる「更年期症状」50%、日常生活に支障をきたす「更年期障害」はその中の30%と言われています。

ということは、50%の方は特に何もなく普通に生活されているということです。

知っておいていただきたいのは、『45歳になったら更年期症状がはじまるというわけではない』ということです。

「プレ更年期」も然りです。

 

ここのところ、「更年期でしょうか?」と言われる方が訴えられる症状は

・暑い

・汗が出る

・顔がほてる

・のぼせる

などですが・・・

 

ごめんなさい。

私も暑いです。

10月に暑いと言っている自分や半袖を着ている自分が信じられません。

が、今年は本当に暑いですよね。

 

先日「暑いんですけど、私だけが暑いんでしょうか?」と聞かれました。

きっとその方も今までの10月と比べて、10月だからこんなに暑いはずがない、私だけおかしいんじゃないか?と思われたのでしょう。

大丈夫です。

暑いです。

 

そして、暑いので汗は出ます。

おかしくないですよ。

顔からだけ汗が出ているように感じる方は、本当に身体は汗をかいていないのか確認してみてくださいね。

 

ほてりやのぼせがある方は、足が冷えてはいませんか?

暑いとはいえ、足が冷えている人も増えてきています。

身体は着々と冬に向かっています。

もう裸足やサンダルはやめましょう。

お風呂にもきちんと浸かりましょうね。

 

更年期症状のホットフラッシュは、暑くないのに急に汗が出たかと思ったら、今度は急に寒くなるというものです。

”暑くないのに”というところがポイントです。

歩いたり自転車に乗ったりして止まった時に汗が出るは違いますよ。

私も出ます。

余談ですが、私は手の甲から汗がふき出すのですが・・・異常でしょうか?(笑)

 

ここ最近、更年期症状のような症状が出はじめた方は、気候と身体や思考が一致していないのではないかと思います。

一時的なものだと考えます。

マスクも原因の1つだと思われます。

本当に更年期症状か知りたいのであれば、病院でホルモンの検査を受けられてください。

症状だけで自己判断すると、他の病気が隠れている場合もあります。

 

病院に行ってホルモンが少なくなっていると言われるとショックかもしれませんが、いつか必ず閉経はやってきます。

急に言われるとショックが大きいかもしれませんから、日頃から基礎体温を付けておくのもよいかもしれません。

ご自身の身体の中で何が起こっているのか、これからどんなことが起こるのかを正しく勉強しておくこともオススメです。

 

私自身も年齢的には更年期世代ではあります。

でも、ずっと周りの方に言い続けています。

「私は更年期にはならないから」

「私は四十肩にはならないから」

「なったら笑ってね」

 

そろそろ更年期だから・・・と更年期のせいにしたり、調子が悪くなるように暗示をかけることもできますが、逆に絶対ならない、大丈夫という暗示もかけることもできます。

公言することで、なっちゃったら恥ずかしいからならないように気をつけようとも思えます。

 

更年期症状のお話はまた後日にさせていただくとして・・・

更年期症状かな?と思った時にやってみていただきたいことをお伝えしますね。

もちろん、更年期症状の方もぜひ試してみてください。

 

<足やお腹を冷やさない>

敢えて足やお腹と書きました。

下半身が冷えると、上半身に熱が昇ってしまいます。

また、全身を温めてしまうと、巡りが悪くなってしまいます。

温度差があるから巡るのです。

温かい空気は上に昇りますよね?

それと同じなので、足を温めてあげる方が効率的です。

上半身を温めると、またそれを巡らせるのが大変です。

冷えているかどうかは、きちんとお腹や足を触って確認してみてくださいね。

 

冷やさない方法としては

①冷飲食を控える

冷たいものを摂り過ぎると胃腸が冷えてしまいます。

胃は身体の中心にあるので、ここが冷えると循環が悪くなってしまいます。

冷たい飲み物や食べ物、身体を冷やす性質のある食べ物は控えましょう。

 

②お灸

みかづきにお越しいただいた時だけのお灸では足りない場合もあります。

ご自宅でもお灸をしていただくことをオススメします。

お灸は芯まで温まり、全体の循環をよくしてくれるとてもよいものです。

以前ご紹介した貼るタイプのお灸であれば、手軽で数時間温かさが続くのでとても便利です。

カイロで温めるのもよいのですが、表面しか温まらず、汗が出てかえって冷えてしまうということも起こりやすいので注意が必要です。

最近も、お仕事の都合で月1回しか来れなくなってしまわれた方に、ご自宅でのお灸をご提案させていただいたところ、足の冷えが改善され、夜よく眠れるようになったというご報告をいただきました。

お灸ってすごいんよ

 

③VENEX

みかづきでオススメさせていただいているのは、副交感神経(リラックス・内臓の働きをよくする神経)を優位にする繊維が練りこまれている商品です。

発熱するのではなく、副交感神経を優位にすることで血管を広げて血流をよくして暖かくなるという商品です。

とても寒い時には発熱素材もよいのですが、汗をかいて冷える可能性もあるので、汗をかかせないためにもとてもよいものだと思っています。

色々な商品があるのですが、足やお腹の冷えにオススメなのは

アンクルコンフォート ¥2,900

足首の冷えやむくみがある方にオススメです。

私も愛用していますし、オススメさせていただいた方の多くがリピートしてくださっています。

薄いので、靴下の下に履いても違和感がなく、重宝しています。

レッグコンフォート ¥4,500

こちらも足の冷えやむくみが気になる方にオススメですが、足がつりやすい方にもオススメです。

履いて寝ていただくと、夜間の足のつりがなくなったというお声を多くいただいています。

ボディコンフォート ¥3,800

いわゆる腹巻です。

お腹の中には大切な臓器がたくさんあり、その臓器は副交感神経で働いています。

内臓の働きをよくすることも足の冷えやむくみによい影響があります。

また、腰痛が改善したという方もいらっしゃる優れものです。

 

<バランスのよい食事>

食事もとても大切です。

ホルモンや神経伝達物質も食べたものから作られています。

材料がなければホルモンも作れませんから、

・バランスのよい食事

・防腐剤や添加物、着色料、人工甘味料などの少ない食事

・身体を冷やさない食事

・胃腸に負担をかけない食事

を心がけましょう。

もちろん、食べていても吸収できないと意味がないので、腸内環境を整えることも大切ですよ。

からだは食べたものでできている

乳酸菌エイチジンすごいよ~

 

<運動>

運動することで血液の循環がよくなりますし、様々なホルモンが作られます。

ホルモンも血液と一緒に流れていきますので、血流が悪いとホルモンがしっかりあっても働くことができません。

また、筋肉が熱を作ってくれますので、冷えの解消にもつながります。

特にふくらはぎの筋肉は大切ですし、ストレッチをして柔軟性のある筋肉にしておくことも大切です。

筋肉が硬くなっていると血液の流れが悪くなります。

激しい運動でなくても、

・ウォーキング

・かかと上げ

・踏み台昇降

などを少しずつでもやってみてください。

 

<睡眠>

睡眠もとても大切です。

疲労回復や身体の修復には睡眠が不可欠です。

また、寝る時間・起きる時間をきちんと決めて、一定のリズムで生活することで自律神経を整えることでホルモンの分泌も整います。

これも知っておいていただきたいのですが、ホルモンと自律神経は切っても切り離せない関係ですから、どちらかだけを整えようとするとむしろ難しいです。

規則正しい生活を心がけましょう。

 

一度に全部はじめるのは大変かもしれませんが、どれもそれ程お金がかかることではないですし、日々の生活に上手く取り入れれば時間もかかりません。

日々の積み重ねが今であり、未来を創ります。

どれが取り入れやすいかは人それぞれ違いますから、ご自身と相談して、できることからはじめてみてくださいね。