みかづきだよりvol.2 はり・きゅうはなぜ効くの?

はりやお灸ってどうして効くんだろう?本当に効くの?と思われている方は多いと思います。

受けてみていただけるといちばん分かりやすいのですが、

 

はりって痛いんじゃないの?

お灸って熱いんじゃないの?

跡が残るんじゃないの?

はりって使いまわしてるんじゃないの?

髭を生やして、作務衣を着た怖いおじいさんが出てきそう・・・

 

と怖くて勇気が出ない方も多いのではないでしょうか?

 

まず、はりはチクッと痛いこともありますが、髪の毛くらいの細いはりを使うので、病院の注射や点滴のような痛みではありません。

お灸も火傷するようなお灸はしませんので、熱くないし、跡も残りません。

ほんわか温かくて気持ちのいいものですので、ご安心ください。

 

病気やケガ・ストレスが原因で、私たちの身体は痛みを発生する物質を作ってしまいます。

これを内因性発痛物質と言います。

 

ブラジキニン

セロトニン 

ヒスタミン 

カリウムイオン

水素イオン

プロスタグランジン 

 

などがあります。

 

痛みがあると、筋肉や血管が緊張して、血液の流れが悪くなります。

すると、痛み物質が流れにくくなり、滞ってしまって、その部分に強い痛みを感じるようになります。

痛みのため、更に血行が悪くなり、痛み物質がどんどん溜まってしまうという悪循環になってしまうんです。

 

が、はりやお灸をすると血行がよくなるので、溜まった痛み物質を流してくれます。

なので、痛みが軽くなるんです。

その上、はりやお灸をすると、脳内モルヒネ(エンドルフィン)と言われる物質が発生して、痛みを抑えてくれるんです。

 

また、はりやお灸で目には見えないけれど傷をつけ、その傷を治そうとする力を利用して、免疫力や自然治癒力を上げることもできるんです。

はりやお灸ってすごいでしょ?

病院に行ってもなかなかよくならない不調があったり、あまりお薬を飲みたくない方は、ぜひ一度はりやお灸を受けてみてくだいね。