東洋医学的コロナウイルス対処法①

まず、本題に入る前に少し考え方を変えて頂きたいのは、薬やワクチンができたらめでたしめでたしという訳ではないということです。

薬やワクチンには必ず副作用があり、その副作用で亡くなったり、後遺症が残る方もいらっしゃることは頭の中に入れておいて頂きたいことです。

しかも、今、急いで作ろうとしていますから、十分な治験ができていない可能性もありますよ。

もちろん、通常は十分治験ができていないと製品にはなり得ないのですが・・・

この辺りには通常から色々なからくりがあるんです。

現在効果が期待されているアビガンも、副作用に肺炎がありますからね。

 

では、どうすればいいのか?

コロナウイルスの症状を見ていると、東洋医学でいう『湿邪』が原因であることは間違いなさそうです。

味覚障害や嗅覚障害が出るようですが、これは間違いなく『湿邪』の症状です。

『湿邪』はわかりやすく言うと『むくみ』です。

イコールではないのですが、イメージとしてです。

『湿邪』が溜まりやすい方は胃腸の働きが弱い方です。

なので、胃腸の働きを整えておくことが感染しないためには大切になってくるということです。

 

3月にお越しいただいた方にはお灸とお便りをお渡ししたと思いますが、お便りでご紹介させて頂いた『足三里』とういツボは、胃腸の働きを整えるためのツボになります。

なので、日々ケアして頂いて、胃腸の働きを整えておいて頂きたいのです。

ただ、足三里にお灸だけしていれば全てが解決される訳ではありませんからね。

 

ここから耳にタコ、耳が痛いお話になります。

■食べすぎに気を付けましょう

ずっと家にこもっていると、ついつい食べ過ぎてしまったり、運動量が減っているために食べ過ぎになってしまいがちです。

食事の量は2割程度減らし(腹八分目)、空腹を感じる時間を増やしましょう。

体調が優れない時は更に減らすか食べないようにしましょう。

栄養があるものをしっかり食べましょうというのは人間だけです。

動物は体調が悪かったり怪我をした時には食べずにじっとしています。

おたまじゃくしに足が生えたり、さなぎが羽化する時には飢餓の状態が作られています。

さて、どうしてでしょうね?

 

■甘いのもを減らしましょう

甘いものを摂りすぎると胃腸の働きを弱めてしまいます。

コロナストレスという言葉ができていますが、ストレスの解消法は食べること以外に見つけましょう。

おススメはやはり軽い運動です。

 

■油っこいもの・冷たいもの・味の濃いもの・インスタント食品・コンビニ・ファミレス・ジャンクフードは控えましょう

これらのものも胃腸の働きを弱めますし、添加物が多く含まれ、免疫力を低下させてしまいます。

 

■水分の摂りすぎに注意しましょう

水分を摂ることは悪いことではありません。

が、冷たい水をガブガブ飲むと胃腸の働きが悪くなってしまいます。

これは経験があるのではないでしょうか?

できれば温かい水(白湯)をこまめに少しずつ摂取し、口の中や喉が乾燥しないように気を付けましょう。

 

■入浴は早めにすませましょう

入浴は割と体力を使います。

太陽が沈むと身体は寝る準備を始めます。

寝る準備に入っている身体に入浴は体力を消耗しますので、なるべく早めにすませてしまいましょう。

そして、体調の悪い時には控えることも大切です。

 

■食物繊維や発酵食品をしっかり摂取しましょう。

『湿邪』は尿からも排泄されますが、便からも排泄されます。

便秘がちになると『湿邪』がたまりやすくなるので、便秘にならないように気を付けましょう。

 

お灸をすれば食べ過ぎてもチャラになる訳ではありません。

治療も然りです。

治療を受けたり、ご自宅でケアをしながら、日常生活の中で改善できることは改善していくことが大切です。

ぜひ、これらを実践して頂き、免疫力を高めましょう。